「CBD オイルにヘンプシードオイルが使われているけど、オリーブオイルや MCT オイルとは何が違うの?違いがあるなら教えてほしい。」
この記事ではこういった疑問に答えます。
矢作
それじゃあ、CBD オイルに使われるヘンプシードオイルについて詳しく説明していくよー!
- ヘンプシードオイルの特長
- 採用するメリットとデメリット
- ヘンプシードオイルを採用した CBD オイル
ヘンプシードオイルの優れた栄養価
ヘンプシードオイルとは麻の実から抽出したオイルのことです。
近年ではヘンプシードの栄養価の高さが注目されていて、キヌアのようなスーパーフードのひとつとされています。
特に αーリノレン酸を多く含み、良質なタンパク質源となるのです。
良質なタンパク質が豊富
タンパク質は私たちの体の材料となる重要な栄養素です。
体作りにおいて大きな役割を担っていて、炭水化物や脂質とともに三大栄養素と呼ばれています。
どうしてヘンプシードオイルに良質なタンパク質が豊富に含まれていると言えるのか?
それはタンパク質を構成する必須アミノ酸が含まれているからなのです。
体内で合成できない必須アミノ酸をカバー
ヒトの体は20種類のアミノ酸で構成されています。
- アラニン
- アスパラギン酸
- アスパラギン
- グルタミン酸
- セリン
- アルギニン
- システイン
- グルタミン
- グリシン
- プロリン
- チロシン
- トリプトファン
- リシン
- メチオニン
- フェニルアラニン
- スレオニン
- バリン
- ロイシン
- イソロイシン
- ヒスチジン
上記の通り体内で合成できる非必須アミノ酸が11種類と、体内で合成できない必須アミノ酸の9種類があります。
9種類のうちひとつでも必要量に満たないものがあると、もっとも少ないアミノ酸に合った量しかタンパク質を生成することができません。
だからこそ食事によって必須アミノ酸をバランスよく摂取する必要があるのです。
ヘンプシードオイルには必須アミノ酸はもちろん、非必須アミノ酸もすべて含まれていますが、スーパーフードと言われる所以は必須脂肪酸が重要であるといえます。
パーフェクトバランスの必須脂肪酸
必須脂肪酸というのは油の中に含まれている栄養素のことです。
必須アミノ酸と同じように人の体の中で作ることができないので、食べ物から摂取する必要があります。
ヘンプシードオイルには必須脂肪酸の含有量が約 80% と、植物油の中ではもっとも多く含まれているといわれているのです。
その比率も 1:3(オメガ3:オメガ6)とパーフェクトバランス!
さらに美と健康につながる鉄、亜鉛、マグネシウムなど、必須ミネラルも豊富に含まれています。
美容と健康に欠かせない必須ミネラル
必須ミネラルも必須アミノ酸や必須脂肪酸と同じように、体内で合成することができない栄養素です。
ミネラルは少量でも骨などの体の組織を構成したり、体の調子を整えたりする働きがあります。
しかし、精製食品や加工食品が多くなった現代ではミネラルが不足しがち。
食品添加物や農薬などの化学物質は、排出したり分解するのに体内のミネラルを消費してしまうのです。
ヘンプシードオイルには特に不足しやすいミネラルといわれている鉄、亜鉛、マグネシウムがたっぷりと含まれています。
ここまでの栄養価でも魅力的な上に、ヘンプシードオイルからは食物繊維も摂取できるのです。
第6の栄養素といわれる食物繊維
食物繊維の大きな特徴といえば腸内環境を整えるという働き。
ヘンプシードの食物繊維の大半は不溶性食物繊維から構成されています。
そのため、腸を刺激して動きを活発にし、腸内に発生した有害物質の排出を促してくれるのです。
つまり、体の内側からキレイになっていくということ。
だからこそ食物繊維が豊富に含まれるヘンプシードオイルを上手に摂取していきましょう。
CBD オイルにヘンプシードオイルを採用するメリット
ヘンプシードオイルを採用するメリットは栄養価の高さだけでも十分です。
しかし、ヘンプシードオイルを採用する利点はそれだけではなく、フィトケミカルを豊富に含んでいることが挙げられます。
フィトケミカルを豊富に含んでいる
フィトケミカルとは植物中に存在する化合物のことをいいます。
身近なフィトケミカルでいうとポリフェノールがそれにあたり、ヘンプシードオイルにはテルペンが含まれているのです。
では何故、フィトケミカルが豊富に含まれていることがメリットになるのか?
それはヘンプ由来のその他の成分が、カンナビノイドと力を合わせて相乗効果を発揮するからなのです。
アントラージュ効果を得られる
フィトケミカルやカンナビノイドによる相乗効果のことをアントラージュ効果といいます。
ヘンプの成分は単体よりも、複数の成分と一緒に摂取すると、より大きなメリットを享受することができるのです。
これこそがヘンプシードオイルを採用する最大のメリットになります。
ただ、ヘンプシードオイルを用いることによるデメリットがあることも確かです。
CBD オイルにヘンプシードオイルを用いるデメリット
ヘンプシードオイルのデメリットは大きく2つ。
- MCT オイルと比べて溶解力が低い
- MCT オイルよりも高価
それではひとつずつ説明していきます。
MCT オイルと比べて溶解力が低い
CBD は脂溶性だからヘンプシードオイルには溶けます。
ですが、MCT オイルに比べると溶解力が低く、高濃度 CBD オイルには適さない場合があるのです。
どうしても高濃度じゃなければダメだという場合は、MCT オイルがキャリアオイルとなっている CBD オイルを選びましょう。
MCT オイルは比較的安価だから多くの CBD オイルに採用されています。
MCT オイルよりも高価
ヘンプシードオイルは栄養価の高さからサプリメントとしても人気があります。
そして最大限のアントラージュ効果を発揮させることを目的として作られることが多いです。
だからこそ MCT オイルよりも高価になってしまうのです。
CBDnote でヘンプシードオイルがベースとなった CBD オイルを A ランクとしている理由のひとつでもあります。
ヘンプシードオイルを採用した CBD オイル
ヘンプシードオイルを採用した CBD オイルがこちらです。
私がこれまで試してきた CBD オイルでも、PharmaHemp と ENDOCA を凌ぐ製品はありません。
私はこれまでに200種類を超える CBD 製品を試してきました。誰よりも CBD 製品を試しているという自負があるからこそ、この経験がどなたかのお役に立てればと「使ってみたことのある CBD メーカーの一覧」として公開しています。
紹介するのは高濃度の CBD オイルになるけど、低濃度タイプもあるから予算に応じて選びましょう。
では最後に、キャリアオイルによる CBD オイルの効果についてです。
キャリアオイルによる CBD オイルの効果
CBD オイルのキャリアオイルは主に3種類あります。
- ヘンプシードオイル
- オリーブオイル
- MCT オイル
ヘンプシードオイルは先述した通り栄養価の高さとアントラージュ効果が得られること。
その他のキャリアオイルについては解説記事があるから、詳しく知りたい人はご覧ください。
矢作