「CBD や医療大麻の知見を広めるために本が読みたいんだけど、おすすめとかあれば教えてほしい。」
この記事ではこういった要望に応えます。
矢作
それじゃあ、CBD や医療大麻に関するおすすめの本を紹介していくよー！
- 失敗しない大麻関連本の選び方
- 大麻関連で読むべき本
真面目にマリファナの話をしよう／佐久間裕美子
著者：佐久間 裕美子
出版社：文藝春秋
初版発行：2019/8/8
深まる知識
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まず最初に紹介するのが「真面目にマリファナの話をしよう」という本で、帯にはあの坂本龍一さんがコメントを寄せるなど話題になりました。
なぜアメリカは大麻を解禁するのか合法化にいたるまでの歴史や、マリファナ・ロードトリップと題して自身の体験談を織り交ぜながらアメリカの今を追った本です。
また、もし自分が難しい疾患を抱えた患者だったら、と想像しながらリサーチした結果が整理されているなど、これまでにない切り口で最後の章を締めくくっています。
がん治療の選択肢を増やそう! 医療大麻入門／長吉秀夫
著者：長吉 秀夫
出版社：キラジェンヌ株式会社
初版発行：2017/1/30
深まる知識
オススメ度
続いてオススメしたいのが「医療大麻入門」という書籍で山本医療大麻裁判が主な内容です。
医者から手の施しようがないと余命宣告をされるも、何とか生きる術はないかと模索してたどり着いたのが大麻でした。
ただ、大麻が違法であることや家族のこともあり、生きるためとはいえ大麻を取り入れることに葛藤しますが、実際に使用してみると数値は著しく改善し、医者も説明のしようがないと驚きを隠せなかったそうです。
しかし、あるとき山本さんは生きるために必要だった大麻の所持で逮捕されてしまい、大麻取締法と生存権で争う非常に興味深い裁判が始まりました。
衝撃的な結末を迎える裁判の結果は本書にてご覧ください。
医療大麻の真実 マリファナは難病を治す特効薬だった!／福田一典
著者：福田 一典
出版社：明窓出版
初版発行：2015/10/7
深まる知識
オススメ度
山本医療大麻裁判で医学的な見地からの意見書を提出し、証人として証言台についた福田先生による著書が「医療大麻の真実」です。
現在は東京銀座クリニックでがんの漢方治療と補完・代替医療を実践しています。
本ではエンド・カンナビノイド・システムやアントラージュ効果などにも触れられていて、この一冊を読むだけで医療大麻や CBD の基本的な知識を身に付けられるといっても過言ではありません。
GREEN RUSH／高城剛
著者：高城 剛
出版社：NEXTRAVELER BOOKS
初版発行：2019/5/31
深まる知識
オススメ度
もしかしたら高城剛という名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか？
ウルグアイ、アメリカ、イスラエル、カナダ、日本、オーストラリアの大麻事情を取り上げているのが「GREEN RUSH」です。
本でありカタログであり写真集とも捉えられる、図解入りで非常に見やすい一冊になっています。
特にどういった成分が何に対して有効なのかをまとめたグラフは秀逸です。
“大麻（アサ）”再発見／THE BIG ISSUE JAPAN
著者：THE BIG ISSUE JAPAN
出版社：ビッグイシュー日本版
初版発行：2019/10/1
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ホームレス状態の人が路上で売る雑誌「ビッグイシュー」はご存じでしょうか？
約1万年前の縄文時代から親しまれてきた大麻が日本でどのように扱われてきたのか？「“大麻（アサ）”再発見」と題して特集が組まれています。
アサ泥棒の出現により「とちぎしろ」という品種が開発された話には衝撃を受けました。
800年伝えられてきた「麻の葉模様」や、世界中で注目を集める「医療用大麻」についても見逃せません。
医療大麻の世界／DAYS JAPAN
著者：DAYS JAPAN
出版社：デイズジャパン
初版発行：2018/8/20
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オススメ度
世界を視るフォトジャーナリズム月刊誌 DAYS JAPAN では、てんかん、重度自閉症、がん、PTSD、身体麻痺患者の実情を取り上げた医療大麻の特集が組まれています。
医療大麻先進国であるイスラエルの実情を知ることができる貴重な一冊です。
THE BIG ISSUE JAPAN よりも踏み込んだ内容になっているので、実際にどのようなシーンで求められ使用されているのかがわかります。
DAYS JAPAN (デイズ ジャパン) 2018年9月号 (医療大麻の世界)
マリファナ 秘められた力／NATIONAL GEOGRAPHIC
著者：NATIONAL GEOGRAPHIC
出版社：日経ナショナルジオグラフィック社
初版発行：2015/5/30
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ナショナルジオグラフィック日本版ではマリファナの秘められた力について特集されています。
科学者、栽培業者、生化学者、患者の家族、遺伝学者など、さまざまな視点からマリファナについて言及されていて非常に興味深いです。
マリファナという禁断の植物に焦点を当て、大麻をめぐる研究の最前線を追った内容になっています。
NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2015年 6月号 [雑誌]
大麻 禁じられた歴史と医療への未来／長吉秀夫
著者：長吉 秀夫
出版社：株式会社コスミック出版
初版発行：2019/4/15
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医療大麻、大麻カルチャーや嗜好大麻と禁止の歴史、大麻産業、日本の大麻文化、日本の大麻取締法など、大麻草と人類の歴史から最新情報までがこの一冊でわかるようになっています。
世界各国（マレーシア、シンガポール、フィリピン、タイ、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、日本）の大麻事情に始まり21世紀の産業大麻まで、大麻のこれまでの歴史がギュッと濃縮された良書です。
長吉秀夫さんの著書は有害図書に指定された「ドラッグの品格
カンナビノイドの科学：大麻の医療・福祉・産業への利用／佐藤 均
著者：佐藤 均
出版社：築地書館
初版発行：2015/10/12
深まる知識
オススメ度
「カンナビノイドの科学」は参考書もしくは専門書のようなもので、カンナビノイドについて詳しく知りたい人にピッタリの一冊です。
カンナビノイドへの関心を高めて、日本での利用の実現をめざして発足した日本臨床カンナビノイド学会によって編集されました。
著者の佐藤均（さとうひとし）さんは昭和大学薬学部教授であり薬学博士で、「真面目にマリファナの話をしよう」にも登場しています。
先に紹介した「医療大麻の真実」と合わせて読むことで、よりカンナビノイドの理解を深めていくことができるでしょう。
CBD のすべて／三木直子
著者：三木 直子（翻訳）
出版社：晶文社
初版発行：2019/12/17
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CBD のすべてというタイトル通り、CBD について網羅的に書かれた著書です。
Eileen Konieczny（コニェツニー アイリーン）と Lauren Wilson（ウィルソン ローレン）が著者となり、GREEN ZONE JAPAN の理事をしている三木直子さんが翻訳しました。
ここで紹介する著書の中で唯一の満点作品です。必読。
矢作
