「CBD 製品で見かける THC 0.2% っていう表記はどういった意味なの?知っているなら詳しく教えてほしい。」
この記事ではこういった要望に応えます。
矢作
それじゃあ、THC 0.2% 表記の意味について説明していくよー!
- ヨーロッパのルール
- THC 0.2% 表記の意味
THC 0.2% は EU 加盟国のルールである
繰り返しになるけど THC 0.2% というのは CBD 製品におけるヨーロッパの基準値のことです。
THC 濃度基準が 0.2% 未満
CBD 製品は産業用ヘンプから作られるんだけど、THC の基準値が 0.2% 未満というルールが定められているのです。
THC が 0.2% を超えてしまうと産業用ヘンプとは呼べず、国のルールによっては罰せられることもあります。
一方でアメリカで良く見られるのは THC 0.3% という表記です。
アメリカでは THC 0.3% の表記
THC 0.3% の表記はアメリカの基準値となり、詳細は「0.3% 未満なら合法?THC が含まれた CBD 製品について」で説明した通りです。
- ヨーロッパ = THC 0.2%
- アメリカ = THC 0.3%
日本で流通している CBD 製品の多くがヨーロッパやアメリカ産ですが、質が高いのはどちらの製品でしょうか?
EU ルールの THC 0.2% 未満は品質が高い
CBD が抽出できる産業用ヘンプでいうと THC 0.2% の方が質が高いといえます。
質が高い理由は THC 0.3% よりも THC 0.2% の方が作るのが難しいからです。
THC 0.3% より作るのが難しい
CBD が注目されるようになったのが2013年頃です。
それまでは精神作用のある THC ばかりが研究の対象になっていました。
しかし CBD が注目されるようになると産業用ヘンプの品種改良が盛んに行われるようになったのです。
とはいえ、その歴史はまだ浅く、THC を 0.2% 未満しか含まない産業用ヘンプは作るのが難しいといわれています。
つまり、THC 0.2% というのは THC 0.3% よりも厳格な基準値ということになるのです。
基準がアメリカよりも厳格
アメリカが THC 0.3% 未満に対してヨーロッパは THC 0.2% 未満となるので、ヨーロッパの方が厳格な基準であるといえます。
これは価格にも表れていて総じてヨーロッパ産の方が高いです。
安価な CBD 製品の多くがアメリカ産であるというのは定められている基準値が影響しているんですね。
ここで勘違いしてはいけないのが THC が 0.2% 含まれているわけではないということです。
0.2% の THC が含まれているわけではない
あくまでも THC が 0.2% 未満であるという表記なので、THC が 0.2% 含まれているわけではないのです。
それは各メーカーが公表している分析証明書で確認ができます。
分析証明書で確認できる
成分分析表を掲載していないメーカーなんてほとんどないから、第三者機関で分析した結果をウェブページで確認してみましょう。
むしろ掲載していないようなら絶対に選ぶべきではありません。
特に個人輸入をするのならCBD 製品の輸入に必要な手続きで必要なものです。
とはいえ、成分分析表はあくまでも THC が 0.2% 未満であることの証明にすぎません。
あくまでも 0.2% 未満であることの証明
中には 0.2% に近い THC が含まれていて日本では違法になってしまう場合があります。
厚生労働省が明文化した CBD 製品の輸入についてを見ればわかるけど、ヨーロッパの基準をクリアしていても日本へ輸入できない製品もあるのです。
あくまでもヨーロッパのルールである THC が 0.2% 未満であることを証明したものなので、輸入の際は必ず成分分析表を確認しましょう。
矢作