「CBD には何の規制もないの?例えば取り扱うときや輸入の際に気をつけること、販売時の注意点などあれば教えてほしい。」
この記事ではこういった疑問に答えます。
矢作
それじゃあ、CBD の規制ついて説明していくよー!
- CBD に規制がないこと
- CBD に関わる法律
CBD の規制について
CBD に対しての直接的な規制というのはないですが、取り扱う上でいくつかルールが存在します。
- 取り扱うのに資格は不要
- 販売するのに許可も不要
- 輸入するのに申請が必要
それではひとつずつ見ていきましょう。
取り扱うのに資格は不要
CBD は蒸気摂取をしたり経口摂取をしたり、個人で使用するのに規制などはありません。
医薬品は薬剤師や登録販売者しか取り扱えませんが、CBD は資格がなくても誰でも簡単に入手することができます。
取り扱うのに資格は必要ないからこそ、実店舗やインターネット通販で購入可能なのです。
つまり、、
販売するのに許可も不要
CBD 製品を販売するのに許可は必要ありません。
法人であろうと個人であろうと特別な許可などは一切必要ないのです。
だからこそ良心的な販売業者を見極める必要があり、お買い求めの際は信用できるお店で購入しましょう。
リスクの回避方法については「CBD に危険性はあるの?安全な使い方とリスクの回避方法」をご覧ください。
CBD は取り扱うのも販売するのも特にルールはありませんが、個人輸入の場合だと気を付けなければならないことがあります。
輸入するのに申請が必要
手続きをしないで個人輸入できてしまう場合もありますが、それだと大きなリスクを抱えることになってしまうのです。
例えば取り寄せた商品に違法成分が入っていた場合、知らなかったでは済まされないので逮捕される可能性も考えられます。
そういったわけで CBD 製品を海外で購入する際はきちんとルールに則って輸入しましょう。
ガイダンスについては「厚生労働省が明文化した CBD 製品の輸入について」をご覧ください。
では次に CBD を規制する法律について説明していきます。
CBD を規制する法律について
- 大麻取締法
- 薬機法(薬事法)
CBD に関係する法律は上記の2つ。
大麻取締法違反を犯す可能性はかなり低いですが気を付けたいのが薬機法(薬事法)です。
それではひとつずつ見ていきましょう。
大麻取締法
CBD は大麻から抽出した大麻成分ですから大麻取締法で取り締まられています。
基本的に企業が販売している CBD 製品はルールに則って輸入しているので、大麻取締法違反で捕まるようなことはありません。
詳しくは「CBD は大麻取締法で捕まるのか?日本独自の複雑な法律について」を参考にしてみてください。
薬機法(薬事法)
これまで薬事法と呼ばれていた法律が、2014年11月に改正されて薬機法となりました。
CBD は健康食品として輸入され日本国内で流通しているので、直接薬機法で規制されるものではありません。
効果や効能などを謳い、薬機法で規制を受ける世界(医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器)に入り込むと薬機法違反となってしまうのです。
CBD は健康食品
健康食品である CBD は薬機法以外にも気を付けなければならない法律があります。
表示方法や販売方法の規制
- 特定商取引法
- 景品表示法
特定商取引法は販売訪問法と呼ばれていたもので、悪質な事業者から消費者を保護する法律です。
景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)とは、商品やサービスの品質、内容、価格などを偽った表示を行うことを規制している法律となります。
製造ラインに関する規制
- JAS 法
JAS とは日本農林規格(Japanese Agricultural Standard)の略称で、JAS 法というのは農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律です。
製造・輸入・販売による規制
- 食品衛生法
- 健康増進法
食品衛生法は公衆衛生の見地から食品の安全を確保するために定められた法律です。
健康増進法とは国民の健康維持と現代病予防を目的として制定された法律となります。
矢作