「CBD オイルには正しい使い方があると思うんだけど、逆に間違った使い方ってあるの?効果的に使いたいから誤用があるなら教えてほしい。」
この記事ではこういった疑問に答えます。
矢作
それじゃあ、絶対にやってはいけない CBD オイルの間違った使い方について詳しく説明していくよー!
- 間違った使い方
- 誤用を避ける方法
電子タバコで吸ってしまう
繰り返しになるけど CBD オイルは電子タバコでは吸えません。
CBD リキッドは電子タバコ(VAPE)で気化して摂取できるような原材料で作られています。
VAPE リキッドの原材料を見るとプロピレングリコール(PG)や植物性グリセリン(VG)で構成されていることがわかるはずです。
これに CBD を加えたものが CBD リキッドとなり、電子タバコで吸える製品として流通しています。
厳密にいえば CBD オイルは電子タバコで吸えなくもないけど、正しい使い方をすることによって大きなメリットを享受できるのです。
だからこそ蒸気摂取と同じような感覚で使ってしまうのも誤用となります。
蒸気摂取と同じような感覚で使ってしまう
蒸気摂取は肺の毛細血管から CBD を直接体内に取り込むことで血中濃度はすぐに上昇します。
体に行き渡るまでに数秒から30分程度となるので、舌下摂取や経口摂取の CBD オイルよりも早いのです。
CBD オイルは舌下もしくは口の中から体内に取り込むのが正しい使い方。
口腔粘膜や臓器から CBD を体内へ取り込む経路になることから、体に行き渡るまでに時間がかかるタイプということになります。
CBD オイルは体に行き渡るまで30分から1時間半くらいといわれていて、蒸気摂取と同じような感覚で使ってしまうと思ったようなメリットは享受できません。
また、正しく使ったからといって大麻のようなハイになることもないのです。
大麻のようなハイになる期待を持ってしまう
定義によっては「飛ぶ」とか「キマる」という表現も可能だけど、大麻と同じようなハイの感覚にはなりません。
何故なら精神作用を及ぼす成分である THC を含有していないから。
CBD 製品には THC という表記があったりするけど、これは各国の産業用ヘンプ製品のルールに基づいた表記だから、基本的には THC が含まれていないか非検出レベルになっています。
詳しくは解説した記事をご覧ください。
0.3% 未満なら合法?THC が含まれた CBD 製品について
しかしながら、THC が非検出レベルとはいえたくさん摂取したらどうにかなるのではないか?
そのような淡い期待を抱く人も少なくないようです。
だけど、七味唐辛子に含まれている麻の実を大量に食べたところでハイになったりする人はいませんよね?
このように CBD でハイになることはないから、試してみてがっがりする人も少なくありません。
それは CBD の含有量や濃度で製品を選んでも同じことがいえます。
CBD の含有量や濃度だけで選んでしまう
CBD 製品は CBD の含有量が多かったり、濃度が高ければ良いというものではありません。
例えばアイソレート製品で CBD の含有量が 1000mg のものと、フルスペクトラム製品で CBD が 660mg のものを比較した場合。
後者の方が大きなメリットを得られるということが多々あります。
フルスペクトラム製品には CBD 以外のカンナビノイドやテルペンも含まれているから、相乗効果(アントラージュ効果)によって大きな違いが生まれるのです。
そういったわけで CBD の含有量や濃度だけで選ぶのも CBD オイルの間違った使い方となります。
含有量や濃度で選ぶのはコストパフォーマンスを考えた場合には有効かもしれないけど「CBD オイルの摂取量について」で解説したように自分に合った量というのがあります。
CBD は多量に摂取してどうにかなるものじゃないけど、ある値を超えると働きが大幅に減少してしまうのです。
つまり、CBD の摂取量を増やしても無駄になってしまうということ。
適量を見つけて定量を毎日摂取し続けることこそが、CBD オイルによるメリットを得やすくなる秘訣といえます。
それでは次にキャリアオイルのアレルギー反応を我慢してしまう CBD オイルの間違った使い方についてです。
キャリアオイルのアレルギー反応を我慢してしまう
キャリアオイルというのは、CBD オイルのベースとなるオイルのことです。
- ヘンプシードオイル
- オリーブオイル
- MCT オイル
CBD オイルは上記のキャリアオイルで製造されることがほとんど。
特に最近では MCT オイルベースの CBD オイルが多いです。
MCT オイルを摂取することで、アレルギー反応が短い時間で全身に激しくあらわれる「アナフィラキシー症状」になることがあります。
また、環境要素など外部刺激に反応しやすい「特稟質(とくひんしつ)」の方は控えた方がいいでしょう。
オリーブオイルも火を通してあれば大丈夫な人や、火を通しても反応する方もいらっしゃいます。
CBD オイルを試してみて自分には合わないと思ったとしても、異なるキャリアオイルの製品を選ぶとで気に入ることもあるのです。
それでは最後に、副作用を考えずに摂取してしまうという、CBD オイルの間違った使い方です。
副作用を考えずに摂取してしまう
CBD には危険性はなく、むしろ安全なものだといわれています。
だけど、摂取しない方が良いとされている人もいるのです。
- 血友病患者
- グレープフルーツと飲み合わせが良くない薬を服用している人
- 妊娠中・授乳中の人
副作用についての詳細は「CBD に副作用ってあるの?摂取の前に知っておくべきこと」をご覧ください。
3番目の「妊娠中・授乳中の人」に関してはエビデンスがないからです。
ある研究チームによると「妊娠中の大麻使用は胎児の知的機能には大きな影響を与えない」という報告結果もあります。
関連リンク妊娠中に CBD を摂取しても赤ちゃんに影響はないのか?
ですが、妊娠中や授乳中の人は CBD オイルの摂取を避けるに越したことはありません。
矢作