「CBD オイルを買ってはみたものの適切な摂取量がわからない。初心者にもわかりやすいように摂取量を丁寧に教えてほしい。」
この記事ではこういった疑問に答えます。
矢作
それじゃあ、CBD オイルの摂取量について優しく丁寧に説明していくよー!
- CBD オイルの摂取料
- 適切な摂取量の見極め方
- 1日で摂取しても良い量
CBD オイルの適切な摂取量を見極める方法
繰り返しになっちゃうけど、CBD オイルの適切な摂取量というのは人によって異なります。
だからこそあなたに合った摂取量を見極める必要があるのです。
まずは少量から始めていきましょう。
1滴から始める
1滴だと少なく感じるかもしれないけど、1滴で十分という人は少なくありません。
まずはこのようなサイクルで1週間ほど継続してみてください。
- 朝:1滴
- 昼:1滴
- 夜:1滴
ここでポイントとなるのが定量を一定期間摂取するということ。
途中で3滴に増やしたり摂取しない日があると、自分に合った摂取量がわからなくなってしまいます。
1週間ほど継続してみて満足のいくメリットを得られたのなら同じ摂取量を継続。
満足ができなかったのなら翌週は2滴ずつに増やしてみるといった形で、あなたに合った摂取量を見つけていきましょう。
その際に役立つのがレコーディングノートです。
レコーディングノートを書く
レコーディングノートというのは摂取量を記録していくメモ帳のようなものです。
例えば CBD オイルを摂取できない日があったり、摂取するのを忘れてしまった場合も書き記しましょう。
どうして記録するのかというと、1日に CBD をどれだけ摂取したかを把握することが、もっとも重要であるからです。
しっかりと記録し続けることで CBD を摂取した日としていない日の違いを可視化することもできます。
書き記す内容としては睡眠時間や途中覚醒の有無だったり、入眠や起床時間の記録などといった感じです。
実は VapeMania さんでは無料で「CBD レコーディングノート」を配布しているので、CBD 製品を購入するときは忘れずに買い物かごへ入れましょう。
あなたに合った CBD オイルの摂取量が1滴ならこの先を読み進める必要はありません。
1滴じゃ足りない場合はスポイトで摂取量を調節する必要があります。
慣れたら CBD オイルのスポイトで摂取量を調節する
例えば適切な摂取量が10滴だとしたら毎回数えるのは面倒ですよね。
それが15滴、20滴の人であればなおさらです。
1回の CBD オイルの摂取量が多い人は、目盛付きの製品を選ぶことをおすすめします。
スポイトに目盛のついた製品を選ぶ
画像のように「.25mL」「.50mL」「.75mL」「1.0mL」という目盛がスポイトに付いています。
摂取したい量だけスポイトで吸えば摂取量も把握しやすくなるのです。
私が気に入っている目盛付きの CBD オイルはこちら。
現状だとスポイトに目盛が付いていない CBD オイルがほとんどです。
そういった場合にはスプレーノズルに交換するという使用方法があります。
スプレーノズルへの付け替えがおすすめ
スプレーノズルは100円ショップなどで買うことができます。
瓶の大きさ(10ml や 30ml)に合わせたスプレーノズルを用意しましょう。
スプレーノズルに交換すると1プッシュ、2プッシュといった感じで摂取量が把握できるようになります。
どうしてこのような調節が必要なのかというと、人によって摂取量が異なるからです。
CBD オイルの摂取量は人によって異なる
CBD は医薬品じゃないから薬のように用法用量は決まっていません。
だからこそ適切な摂取量を見極めることが重要であり、CBD オイルの適量は人それぞれ異なるのです。
例えば体重の違いを考えてみるとわかりやすいでしょう。
体重の違い
インフルエンザのときに処方される「ゾルフーザ」という治療薬はご存じでしょうか?
80kg 以上なら 20mg を4錠または8包、80kg 未満なら 20mg を2錠または4包と、ゾルフーザの用量は体重によって異なります。
Twitter でも医療大麻のお医者さんが、難治てんかん発作を抑えるために必要な CBD の量を体重で説明していました。
現在、CBDで難治てんかん発作が消失している子は
体重12kgで一日300 mgのブロードスペクトラムCBDを服用しています。25 mg/kg/dayです。この量を継続的に購入できるようにするには
利益を諦めるしかありません。全てボランティアです。私が監修しているCBD治療というのは、そういう世界です。
— 正高佑志 医療大麻のお医者さん (@yuji_masataka) February 4, 2021
このように体が大きな人は CBD オイルを多く摂取する必要があるのです。
また、CBD との相性にもよって摂取量は変わります。
CBD との相性
CBD との相性というのは、はっきりいってしまえば体質の問題です。
身近なもので例えるなら麻酔がわかりやすいでしょうか。
薬もそうだけど効きやすい人と効きにくい人がいますよね。
CBD オイルの適切な摂取量は体重だけじゃ量れないから、相性も考慮して適量を見極めましょう。
ほかには CBD オイルの種類によっても変わってきます。
摂取量は CBD オイルによっても変わる
CBD オイルの種類は大きく分けて3つ。
- フルスペクトラム
- ブロードスペクトラム
- アイソレート
詳しくは「CBD 製品における成分の違いについて」で解説しています。
それではひとつずつ見ていきましょう。
フルスペクトラム
フルスペクトラムというのは大麻草の成分がすべて含まれる CBD 製品のことをいいます。
CBD 以外の有効成分と一緒に摂取することで、アントラージュ効果に大きな期待ができるのです。
鬼滅の刃で例えるなら9人の柱ということになります。
9人全員が揃った状態が柱としてもっとも力を発揮することができますよね?
では、ブロードスペクトラムではどうでしょうか?
ブロードスペクトラム
ブロードスペクトラムというのは大麻草の成分から THC(THCA、THCV)を取り除いた CBD 製品になります。
それでも CBD 以外のカンナビノイドやテルペンが含まれるから、アントラージュ効果に期待を寄せることは可能です。
ただ、THC が除去されているのでフルスペクトラム以上の力を発揮することはできません。
鬼滅の刃で例えるなら、柱から冨岡義勇、胡蝶しのぶ、煉獄杏寿郎が省かれたようなもの。
残った柱でも十分に強いけど、上記の3人が加わった方がより強くなりますよね?
そうなると、アイソレートはどうなるでしょうか?
アイソレート
アイソレートというのは純粋に CBD のみを使用した製品のことをいいます。
CBD 単体となるのでアントラージュ効果は得られません。
鬼滅の刃で例えると時透無一郎となり、柱が1名で戦うようなもの。
もちろん単体でも十分な強さなんだけど、柱全員で協力して戦った方がより強いということになるのです。
CBD オイルを強い弱いで表現するなら『フルスペクトラム > ブロードスペクトラム > アイソレート』という並びになります。
だからこそフルスペクトラムは1滴でちょうど良かったのに、アイソレートだと5滴でも足りないというようなことが起きてしまうのです。
とはいえ、足りないからといって摂取量を増やしても無意味な場合もあります。
CBD オイルの摂取量を増やしても無駄なケース
CBD オイルはたくさん摂取すればいいというわけではありません。
過剰摂取したら勿体ないことがあるのです。
それは研究結果によって明らかにされています。
単一 CBD の用量反応は釣り鐘型の曲線を描く
CBD を投与した場合の用量反応は釣鐘型の曲線を描きます。
上の図のように、ある値を超えると CBD の働きは大幅に減少してしまうのです。
この値というのは人によって異なるけど、CBD はピークを迎えるまでがもっとも大きな働きをします。
ソースPROJECT CBD
CBD オイルの摂取量を増やしても無駄なケースはもうひとつあります。
内因性カンナビノイドで満たされている
内因性カンナビノイドというのは、体内で作られるカンナビノイドのことです。
CBD などの植物性カンナビノイドと同じ働きをすることがわかっています。
この内因性カンナビノイドが不足するとエンド・カンナビノイド・システムのバランスが崩れ、体のあちこちに不調として現れるのです。
だからこそ CBD 製品で内因性カンナビノイドの不足を補うんだけど、そもそも内因性カンナビノイドで満たされている場合は補う必要がありません。
例えば風邪をひいてないのに風邪薬を飲んでも意味がないですよね?
それと同じようなことが CBD 製品にもいえます。
では CBD を多く摂取しても無駄なケースとは逆に、本当にたくさんのカンナビノイドを必要とする人は、1日にどれくらい摂取してもいいのでしょうか?
1日で摂取しても良い CBD オイルの量
実は CBD はどれだけ摂取しても問題ないのです。
研究によると毎日 1500mg 摂取しても大丈夫だという結果があります。
毎日 1500mg 摂取しても大丈夫
1日に最大 1500mg の高用量で慢性的に使用しても許容されるという報告があります。
CBD を毎日 1500mg 摂取するのは現実的じゃないけど、これだけ摂取しても大丈夫であることが明らかにされています。
ソースNCBI
CBD をどれだけ摂取しても平気なのは、そもそも危険性がないからなのです。
そもそも CBD には危険性がない
厳密にいえば大量摂取すれば死に至ることだってあるでしょう。
例えば大麻には致死量があるといわれています。
とはいっても、15分で 680kg 相当を消費した場合です。
塩、カフェイン、アルコール、サクランボの種、砂糖、胡椒など、何でもそうだけど 680kg のものを濃縮すれば大抵のものなら致死量に達します。
CBD に危険性はないので積極的に取り入れていきましょう。
矢作