「アスリートが当たり前のように CBD を使っているけど、CBD ってドーピング違反にはならないの?」
この記事ではこういった疑問に答えます。
矢作
それじゃあ CBD がドーピング違反にならない理由を説明していくよー!
- CBD のドーピング規程
- ドーピング違反になり得る CBD 製品
- 失敗しない CBD 製品の選び方
CBD はドーピング違反にならない
繰り返しになりますが CBD はドーピング違反にはならないので、安心してご利用ください。
CBD がドーピング違反にならないのは世界のルールで決まっているからです。
WADA(世界アンチ・ドーピング機構)公認
WADA は反ドーピング活動を世界的規模で推進している独立した国際的機関のこと。
禁止薬物リスト・検査・分析などの国際的なドーピング検査基準や、ドーピング違反の罰則などを規定しています。
2018年には CBD が禁止物質から除外されたことで話題になりました。
CBD は2018年に禁止物質から除外
The following cannabinoids are prohibited:
• Natural cannabinoids, e.g. cannabis, hashish and marijuana,• Synthetic cannabinoids e.g. Δ9-tetrahydrocannabinol
(THC) and other cannabimimetics.Except:
• Cannabidiol.
こちらが禁止表の原文になりますが、CBD は2019年も引き続き除外されたままになっています。
ではこのルール、日本でも通用するのでしょうか?
CBD は日本でもドーピング違反にならないのか?
それでは禁止表の和訳を見てみましょう。
世界アンチ・ドーピング規程の和訳
禁止表国際基準
以下のカンナビノイドは禁止される:
• 天然カンナビノイド[大麻、ハシシュおよびマリファナ 等]• 合成カンナビノイド[Δ9-テトラヒドロカンナビノール(THC)および その他のカンナビノイド模倣物質 等]
但し以下のものは除く:
• カンナビジオール
この通り CBD(カンナビジオール)は除かれています。
とはいえ、心配性のあなたのために本当に日本でもドーピング違反にならないのか聞いてみました。
JADA(日本アンチ・ドーピング機構)の回答
世界アンチ・ドーピング規程(World Anti-Doping Code)は全世界・全スポーツで共通していて、日本では基本的にはドーピング違反になりません。
基本的にドーピング違反にならない
「基本的に」という部分が気になりますが、それは世界アンチ・ドーピング規程の和訳の解釈に矛盾が生じた場合には英語版が優先されるからです。
しかし、上記の和訳で矛盾が生じることはあり得ないと思われるので、CBD は厳しいドーピング検査があるアスリートでも安心してご利用いただけるのですが、、
ある質問をすると、このような返答をいただきました。
ドーピング違反になる可能性はある
CBD 製品には CBD 以外のカンナビノイドが含まれたものがあります。
そこで、検出できないレベルの禁止物質が含まれた製品を使用した場合、ドーピング違反になる恐れはあるのかどうか質問をしたのです。
ドーピング違反になる可能性はあると JADA にいわれたら不安になりますが、そういった恐れのある製品を選ばなければ問題はありません。
ドーピング違反になるかもしれない CBD 製品
ドーピング違反になり得る CBD 製品は「フルスペクトラム CBD 製品」と「ブロードスペクトラム製品」になります。
フルスペクトラム CBD 製品
フルスペクトラム製品には CBD 以外のカンナビノイドが含まれています。
世界アンチ・ドーピング規程で禁止されている物質を含んでいるので、CBD だけを摂取したい場合には絶対に避けましょう。
ブロードスペクトラム CBD 製品
ブロードスペクトラム製品はフルスペクトラム製品と製法が異なるだけで、CBD 以外のカンナビノイドも含まれている製品になります。
ですので、フルスペクトラム製品と同じように CBD だけを摂取したい場合には避けなければなりません。
では、ドーピング違反にならない CBD 製品はどういったものなのでしょうか?
ドーピング違反にならない CBD 製品
ドーピング違反にならない CBD 製品は CBD 単一の製品になります。
フルスペクトラム CBD 製品や CBD 単一の製品といわれてもよくわからなければ、「CBD 製品における成分の違いについて」をご覧いただくとより深くご理解いただけます。
CBD 単一の製品
単純に CBD だけが含まれた製品となり、ほかのカンナビノイドは一切含まれていません。
純度 99% の CBD アイソレートなら間違いようがないので、ドーピングに対してより安全に CBD を取り入れるのであれば、CBD アイソレートがおすすめです。